今朝のモーサテを見て少し危機感を覚えた
私は普段テレビはほとんど見ないのですが、なんとなくBGM代わりにつけていた今朝のモーニングサテライトでいつになくやばい特集をやっていました。
それは
”投資女子が増えるワケ”
というもの。
臭う…
臭うぞこれは…
いや、女性が投資すること自体は大変けっこうなことです。というか投資するのに野郎もおなごもないだろうとは思いますがね。どっかの証券口座の女性比率は24.8％だそうなので投資女子をアピールして女性の投資比率を上げるのは有意義なことかもしれません。
しかし問題はその内容ですわ。
うろ覚えな部分もありますが、以下気になったとこを挙げていきます。
”大人気の女性専用投資セミナー”
初心者向けの投資セミナーってどうなんですかね…誘蛾灯に引き寄せられた小虫が狩られるイメージしか持てないんですが。
”カフェで決算書見てると面白い”
何ゆえカフェで見るのか。投資している自分かっこええ感を外で出すのは傍から見るとちょっとキツイ。セミナーに出たがるのもどちらかといえばそういう目的もありそう。とはいえこんなブログやってる私もあまり人のことは言えないかもしれないのでここは気を付けたい。私は決算書もろくに読まず雰囲気だけで株をやっているカスです。
”５０万円利益確定したので服とか買った”
"新興株で稼げたから（何やかんや）買っちゃった"
インデックスの長期投資とかじゃなくて新興株で短期トレードしてますって話だとは…セミナーではそんなハイリスクなことを教えているのか。
だがいつもそううまくいくと思うなよ…
さらに、女性向けの雑誌でも特集が組まれている模様。
そこにはこのような記事が。
”ごめんね、ぶたさん（貯金箱）。投資するために君を割らなくちゃいけないの”
そんなジャラ銭で何をどうしようとおっしゃる。
"知り合いの社長が稼げた株、いーなーわたしも買おうかな"
"３００万が１０００万になりました。"
"ええええええええー！"
この手軽にボロ儲けしてます感…
これを真に受ける層がいそいそとオシャレして新興株推奨セミナーに出かける様を想像するとたまりません。
そして極めつけは
"投資女子のプチプラコーデ"
こういう普段投資をやりそうもない層がなだれ込んできた時、そしてその調子に乗ってる様がメディアに載りだした時が終わりの始まりです。しかもこの雑誌の特集は5月頃に掲載されたもののようです。
私も投資を始めて調子に乗ってたら1年後に大暴落に襲われましたからね。これは近いうちにまた来てもおかしくないのではないか。
とは言ってもこれは日本の話なので米国株には直接関係はない…か？ まあそれでなくても米国株は2024年にはリセッションに陥る説が有力ですので、来年の新NISAもあわてて埋めずに少し様子を見た方がいいのかもしれません。
コメント
私も同じ番組見てました。東京は夜に放送でしたが。
日本株は年末に向けて高騰する。しかし、それはやつらの戦略。そう機関投資家のね。高騰した日本株をつかんでしまった素人新nisa軍団を食い物するつもりに違いない。
私は投資に妙に楽観的な番組を見たときは最近は心の中でこう呟いてます。
ああいう番組は詐欺と一緒だと思いますがね。
「あれ、彼氏からもらった指輪は？誕生日プレゼントでしょ？」
「追証来ちゃったからフリマアプリで売っちゃった。ゴールド高騰中だったし、18金で良かった～」
これが本来の投資女子でしょうね。彼女達からすれば男どもは投資先の一つに過ぎません。
夜のワールドビジネスサテライトでもやってたようで。
ただのくそ真面目な経済番組かと思いきやいきなりこんな手榴弾を投げ込んでくるから驚きますよ。
これを見て不快に思った女性もいるだろうな…と思いました。
機関投資家からすれば新NISAで投資を始める層は男女問わず養分同然でしょうね。
しかしまずは充分肥え太らせてから刈りたいでしょうから、逆に日本株は来年上がりまくるかもしれません。
まあ日本にせよ米国株にせよシロウトが大した根拠もなく新興企業の個別株に手を出すのは絶対NGですね。
私も身をもって体験中ですし。