日本の行く末を考えるとやはり米国株の方がいい

 

今年の漢字は「税」が選ばれたそうです。

総理が増税メガネなどという不名誉なあだ名をつけられたせいか、確かにいつになく国民の税に対する関心が高まっているように感じます。私の上司など、この前支給されたボーナスから引かれた税金が気になるようだったので私の明細を見せたところ、引かれている税金の違いに愕然としていました。上司の支給額は私の1.6倍なのに、引かれる税金は私の2.3倍。これが累進課税か。

正直、手取りがたったあれしか変わらないとなると出世するメリットが薄い。偉そうにできるのはいいかもしれんけど責任は増やしたくない。それに伴って発生する社内政治とか接待とか面倒くさくてもう無理なんですよ。仕事が終わったらとっとと帰りたい。給料を上げてもらうよりも米国株で稼ぐ方が簡単だと判っちゃいましたからね。まあ最近は円高で減ってきてるけど。とかそんなこと言ってたらまた1ドル145円を割りそうじゃないですか！速すぎるってば。

…まあそれはさておき、この前の「子供が３人いる世帯は大学まで無償化する」というニュースには目を剥きました。今までのチマチマした少子化対策を吹き飛ばすようなインパクト。ここまでするなら異次元と言っても良い。３人目まで作っちまえ！と張り切る夫婦が増えてもおかしくない威力があります。私が利用するわけじゃないにせよ少子化が少しでもマシになればいいな。

…と思ったんですが、３人のうち１人でも就職して扶養から外れるとその時点で無償化終了と聞いてずっこけました。そんなめんどくさい制度の恩恵を受けるためだけに短期間で３人もの子作りはさすがに現実的とは言えない。就職ならまだしも病死や事故死でもしたら余計に悲惨ですね。まあノールールだと不正受給とか色々問題があってそういう決まりになったんだろうけど。しかしよく考えると別に大学へ行きたくない子供もいるだろうし、そんなのが無料だから行かなきゃソンソンと言ってむりやり大学へ遊びに行くのも健全とは思えない。

そんな余計なことより税負担を減らして国民の可処分所得を増やすべきだといつになったら検討してもらえるのでしょうか。国民が気前よく無駄遣いしないと景気などいつまで経っても良くならないんですよ。吉本浩二の「小遣い万歳」は読んでて面白いけどもあんなん美徳でも何でもない。あれは変人図鑑ですよ。現役世代から搾れるだけ搾り取って子持ちや住民税非課税世帯にばらまいてばかりでは大人しい日本国民もさすがに発狂して政治家女子48党が与党になってしまったりするのではないか。

来年からは森林環境税とやらもあるし、その後は異次元の少子化支援金なるものも控えているのでどう考えても可処分所得は減る一方。つーか森林環境税って何なんですかね。熊ハンティング税にしてくれないか。日本国内はもう先細り確定で、あとはその勢いをどれだけ緩やかにできるかという問題になっています。そんな中、唯一国民に垂らされた希望の糸が新NISAなわけですが、こんな状況では日本株を買う意欲が萎えてきてしまいました。近い将来、足りなくなった日本人を補うためにAIロボが大量に必要になると考えられますので、そのためにはやはりアメリカのAI関連銘柄に投資すべきかなと今は思います。