喫煙者は生かさず殺さずにしてやってほしい

 



タバコは人体には百害あって一利なし。

それは間違いありません。


私個人としてもタバコには酷い目に遭わされてきました。昔はどこでも吸ってる輩がいましたからねえ。冬のバス停とか残業中のオフィスとか飲み会など、逃げ場のないところでスパスパ吸い出す輩には本当に苦しめられました。人の嫌がることを堂々と出来る神経が本当に分からない。ちょっと副流煙を浴びただけでもあの不愉快な悪臭がこびりついてとれなくなりますからね。風呂に入って着替えても取れないのだから相当なもんですよ。



近年では喫煙者への風当たりが非常に激しくなり、あの不快感に悩むことはなくなりました。電子タバコはそこまで臭くないですしね。それはそれで結構なことなんですが、私としてはそれまでの数十年間散々苦しまされた慰謝料を支払って頂きたいのです。



平たくいうと、タバコ株で儲けさせろということです。

私が保有しているアルトリアは4年半で約15%の含み益(と言っても為替の利益だけど)があり、配当金での元本回収率は28%です。儲かってないわけではない。しかしこれは大して良い成績とはいえません。シーゲル本で推奨されていたタバコ株がどうしてこんなに悪い成績なのか。



それは私がシーゲル教授の教え通り配当再投資を出来ていないからです。最初はやる気だったんですが、この4年半というものアルトリアにはあまりにも悪いニュースが多すぎました。電子タバコの規制、JUULの減損処理、大麻事業投資の失敗、紙巻タバコ完全禁止の世界的潮流…。常にこんな致命的なニュースばかり流れていては買い増しをするのも躊躇ってしまいますよ。



唯一朗報と言えたのは「コロナにタバコが効く!」みたいな怪情報が流れた時くらいですかね。そんなわけないっつーのにね。あの時は家から出られなくてストレスがたまるからタバコの消費量も増えたそうです。何にせよ一時のことだし今後タバコにポジティブな情報が出るとは考えにくい。



というか今見たらアルトリアの配当利回り、9.3%にもなってるんですね。

悪いニュースが出てなくてもこの数字自体が恐ろしくて買えない。一体どんだけ悲観されているのか。BTIの9.5%とそんなに変わらないじゃないですか。いや、そこを押してでも買うべきなのか…?



国としてもそんな性急にタバコを撲滅してもいいことないと思うんですがね。日本では年間2兆円もの税収になっているそうです。これがなくなってしまうと他にしわ寄せがくることになり、嫌煙者としても歓迎すべき事態とは言えないのではないか。人の迷惑にならない場所で吸う分には推奨されてもいいのではないか。そう、我々タバコ株保有者のために。


コメント

オペラ さんのコメント…
タバコ株の将来は明るくはないんですが、それを抑えてもやっぱり夢がありますよね。それに20年前にもタバコ株は終わる終わるって言われてたわけで。
私は正直、アルコールや砂糖が規制されずにタバコだけが規制されてる現状に納得はいってないんですが、それが世界の流れならしょうがないです。明るいニュースとしては途上国が経済発展するなかでタバコの中毒者がまだ増えるだろうっていうことです。そういうわけで早速インドのタバコ株を調べてみたら、意外にもインドでタバコは禁止ムードらしいです。どうもWHOからの呼びかけが尾を引いてるみたいで。
ただ、やっぱり世代なのでしょうか。どうしても喫煙者がタバコを辞めれるイメージがわかないんですよね。
岩石入道 さんの投稿…

>オペラさん

まあ、タバコは周囲に直接害を及ぼしますからね。
逆に言えば、全く害のない電子タバコができれば一気にこの先安泰になるんじゃないかと思うんですが…
途上国で喫煙者が増えるとしてもアルトリアはアメリカ国内でしか商売できないので
たぶんあんまり影響がないんですよね。
その点ではBTIやフィリップモリスの方がいいなーとは思います。

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