終の住処をどうするか考える



今朝のモーサテで、アメリカでは住宅ローン金利が7.79%もあるのにみんなこぞって豪華な家を買っているというニュースを見ました。番組では1億円超の家が普通に売れていると紹介されてましたね。



そんな高金利でよくローン組む気になるなあ…と驚くところですが、向こうの不動産業者によればどうせ今後は金利が下がっていくから、そうなってから借り換えれば良いと顧客が考えているとのこと。日本人の慎ましい消費行動とは比べ物にならない積極性ですな。株が上がっているから思い切って金を遣えるというのもありそうですね。



私も独身とはいえ既に中の年。

終の住処をどうするかそろそろ考えておく必要があります。



①実家に帰って住む


まず、金銭的にはこれ一択です。


…が、場所があまりにも田舎すぎるのがデメリット。駅などあるわけもなく、バスでも月に一度来てくれるかどうか。自家用車さえあれば何とかなるけど、年を取って運転できなくなったら最寄りのスーパーへ買い物へ行くだけでも数日がかりで野宿を経ての過酷な遠征になってしまいます。

いや、車を運転できても冬はしょっちゅうホワイトアウトになるので、どっちみち最寄りのスーパーへ買い物へ行くのは命懸けの強行軍となります。そんな限界集落がいつまでもインフラ維持してもらえるかどうかも怪しい。


今考えるとよくそんなところに住んでたなと。おかげで今では大抵どんなところに住んでいても、あまりに都会に感じすぎて未だに毎日驚いているくらいです。たとえ羆の生息地域のただ中であっても、徒歩圏内に各種コンビニやドラッグストアがあるだけで感動の涙を禁じ得ないのです。ちょっと車を走らせれば映画館がなんと5軒もあるという事実も未だに信じられません。


そんな快適な大都会に染まった自分が、今さらまたあの何もなく寒風吹きすさぶ荒野で生活できるかどうか…それが問題です。



②マンションを買う


これもかなり現実的な選択肢です。中古の安い所で一括で買ってしまうか。ローンを組むとしても10年以内に収めてしまいたいかな。定山渓あたりまで行けば500万円も出せば温泉付きの快適なマンションを買えるようです。まあそこは通勤がキツすぎて無理なんだけども。

気になるのは大抵のマンションでは管理費と修繕積立費の合計が月3万はかかるっぽいことです。それなら家賃3万のアパートでもいいような気がしてならない。



③戸建てを買う


普通に考えると何かの奇跡で結婚でもしない限りあり得ない選択肢なんですが、最近出てきた3Dプリンタ住宅というのが非常に気になっています。あれなら500万円くらいで即建てられるらしいのでこれから広く普及してくれれば充分いける。でも土地とか設備代も含めれば何だかんだ1000万円ぐらいになっちゃいますかね。まあそれでも充分安いか。


ただ、ああいう新機軸の技術は登場した時はセンセーショナルに報じられるけども、いつの間にか音沙汰が無くなってることの方が多いからあまり期待しすぎてもダメかもしれません。


その場合は中古で探すしかない。日本、特に北海道はこれから人口がどんどん減っていくから空き家だらけになって非常に安く住める時代が来るんじゃないかなと密かに期待してるんですがね。



④ずっと賃貸に住み続ける


何だかんだこれも非常に現実的。年取ったら賃貸借りるのも一苦労とは聞きますが、これから超高齢化の時代に入るというのにいちいち中高年を弾いていたら賃貸経営自体がままならなくなるでしょう。


死ぬまで家賃を払い続けるのはデメリットだけど、マンション買ったところで管理費修繕積立費からは逃れられないし、戸建てだって固定資産税やら修繕費はかかりますからねえ…。結局形はどうあれ人間死ぬまで住居費はかかるもんだと思ってた方がいいのかもしれません。



⑤老人ホームに入る


これだけはあり得ないと思いたい。というか私が高齢者になる頃には介護してくれる人なんてもう人手不足を通り越して絶滅していると考えられます。その時に全自動介護ロボットが実用化されているかどうかが勝負の分かれ目ですかね。


しかし仮にあっても、入所費用が5千万円とか言われたら厳しいし…


まあ65歳の定年まで働きつつ今の調子で投資も継続すれば5千万円くらいは何とか作れるかもしれない。とは思うものの、ツライ会社員生活の中節制して貯め、リスクを負って投資して作ったカネを全て自分の介護に使うのは想像するだけであまりにも悲しい。そんなことのために今頑張って生きているわけではないのだ…



⑥ホームレスになる


美味しんぼの辰さんとかハチワンダイバーの二こ神さんとか見てるとホームレスでも楽しく生きられるのでは?とか思っちゃうけど、現実だとヤンキーに狩られそうですね。というか漫画内でも狩られてる回あったな。まあ、それ以前に北海道だと凍死を避けられないんですが。


ホームレスとまでいかなくても山奥で自給自足みたいな仙人生活にも憧れますが、それはそれで羆に襲われる可能性が高いし。北海道はほんと人間に厳しすぎる環境ですな。なんでこんなところに住んでるんだろ。



コメント

オペラ さんのコメント…
人類のこれまでのサバイバルの歴史をふりかえればお金を払うだけで衣食住を確保出来るのは画期的です。

東京新宿区の都庁では困窮した人々向けの食糧配布をやっており、私はその長い列をみたことがありますが、ゾッとします。特にこんな寒い中でも並ぶ様子は悲惨です。

私も色々な不安を未来に抱えていますが、未来について不安になれるだけの現在の状況が自分にある幸運については感謝しています。
岩石入道 さんの投稿…
>オペラさん

昔の人々のことを思えば贅沢を言ってはキリがない…
人間、贅沢にはすぐに慣れてしまいますからね。
足りないものばかり気にして欲望を募らせるのではなく、たまにはすでに持っているものにも目を向けて感謝の念を忘れず生きることが大切ですね。

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