アメリカに祝福あれ
日本発の世界同時株安ハイパー・ブラックマンデーから数日が経過しましたが、まだVIX指数はかなり高く、落ち着いたとも言えない状況です。
たった1日で100万円も吹き飛ばすとかなかなか得難い経験をしたもんだ。スマホの画面に映る数値の変動に過ぎないのであまり実感はないけど、刑期が伸ばされたような気分。
しかし何だかんだ1か月近くもダダ下がりの状況だったので、あれがセリングクライマックスだったのかもしれません。少なくともリセッション入が確定していない状況では。
ISM非製造業景気指数が予想以上に良い数値だったおかげで首の皮一枚つながった感があります。あれで50以下の数値だったら完全にリセッション入りでさらなる暴落コンボを喰らうところだったでしょう。アメリカの景気はいいんだか悪いんだかよくわかりませんな。製造業はアウツで非製造業は元気。これも分断か。
Fear&Greed indexは久方ぶりのExtreme Fearに振れました。
この水準ならもう株を買っても良さそう。ただ、大統領選まではFear寄りの状況が続くと思われます。今月末のエヌビディアの決算がよっぽど良ければまたバブるかもしれませんが、仮に良くても安定はしない気がします。
そのエヌビは昨晩も大きく下げて100ドルを割ってしまいました。一方、オペラは暴落したあと1日で8%も暴騰。これはすごい。…まあそれでも株価は11.75ドルなんですがね。上げたり下げたり忙しいけど結局はその辺止まりっていう。
やっぱりハイテクAI株よりも地味なディフェンシブ株を淡々と積み上げる方が気楽ですね。ゼネラル・ミルズなんてこの1か月で逆に10%も上げましたしね。イケイケ相場の時は本当につまらないけど、こういう時はイイ。7月11日以降S&P500はマイナス7.9%に対し、マイポートフォリオはマイナス4.7%程度(ドル建て)で済んでおります。まあそこに円高分の損失が重なってくるわけですが。
この不安定な状況に加え、ここにきて大統領選のリスクもかなり大きくなってきた気がします。もしもトランプが負けた場合、大暴動が起きてしまうのではないかという心配が。本人が負けたら血の海だなんだと煽ってるから困るんですよね。九死に一生を得たことで綺麗なトランプになったはずではなかったのか。
この10月に「シビル・ウォー アメリカ最後の日」なんて映画が公開される予定で、前評判が高いので楽しみは楽しみなんですが、リアルに内戦の心配をしなきゃならない状況で呑気にポップコーン食べながら楽しめるかというと微妙な感じ。当のアメリカ人がどういう反応をしたのか気になりますね。まあカリフォルニアとテキサスが手を組んで内戦を起こすという話らしいので、大してリアリティはないのかもしれませんが。
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