株式投資での失敗談

 


コロナショックからもう2年近く経ちました。その間米国株は上がる一方で損するのが難しいほど恵まれた状況が続いています。それはそれで大変結構なことなんですが、私がそこそこ儲かってることばかりブログに書いたところであまり面白くありません。前にも言った通り、株ブログというものは損をしてこそ本当に面白いブログになるのです。が、どうもしばらく大きな損はできそうにない状況。

  

ということで発想を変え、今日は私がこれまでに株式投資でやらかした失敗談を書いていくことにします。



その① 日産株を買ってしまった


これは前にもチラッと書いたかな。

まあ別ブログだし改めて書いておくか。


もともと私は「キャピタルゲイン狙いはギャンブル、インカムゲイン目当てなら手堅い投資」みたいな安易な先入観を持って株を始めたので、まず真っ先に日産株を買ってしまいました(200株だけど)。取得価格は870円ぐらいでしたね。今思うとなんというニワカホイホイな銘柄なのかと。いかにも安定してそうだし高配当だし株価安めで買いやすかった。しかし買った直後からすぐに含み損になり、その後全く上がる気配がない。出てくるのは悪材料ばかりで、750円ぐらいまで下がったあたりで投げました。2~3か月しか持ってなかったかな。結局一度も配当貰わなかったし、もちろんNISAなので損益通算も出来ずただただ丸損。これも初心者への洗礼、授業料だと考えるしかありませんでした。


その後はゴーンが逃亡するなど日産の醜態は底なし沼の様相を呈し始め、あれよあれよと300円ちょいにまで暴落。高配当だからこそ人気だったのにまさかの無配に転落。Yahooファイナンスの掲示板などは阿鼻叫喚の地獄絵図になってました。


もし私がその時まで握ってたら200株とはいえ11万円以上もの含み損を抱える羽目になっていたわけです。そこまで行ったら売るに売れなくなり、道行く日産車を呪詛の目で見つめる異常者になっていたかもしれません。ちなみに今の日産の株価は535円。けっこう回復したもんだなとは思いますが、870円に戻るのはいつの日か。



その② スバル株を買ってしまった


私がスバル車ユーザーなのに加え、かなりの高配当株ということでこれも200株持っていました。何となくで売ったり買ったりしていたので結局いくら損したのかは正確には把握できてませんが、平均取得価格は2550円ぐらいのはずです。200株だと51万円投入したわけですね。これで配当金は1株あたり年間144円もあり、しかも株価も一時3000円を超えるほどの好調ぶりだったんですが、コロナショックのあおりをもろに受け沈没。株価はひたすら2000円前後をウロウロするようになり、配当も56円にまで大幅減配。


結局先月ぶん投げるするまで2年半保有していましたが、日経平均や他の車メーカーがみんな上げている日でもなぜかここだけ沈没していることが多く、かなりストレスのたまる銘柄でした。私がインプレッサを買った2016年頃の株価は5000円を超えていたのでいずれまたそれくらいになるだろうと思ったのが良くなかった。過去の栄光を当てにしてはいけません。


株は投げたとはいえスバル車自体は今でも好きですが、CAFE規制やEVシフトの逆風がキツすぎますね。ソルテラぐらいじゃどうにもならんようです。直近の高値である2300円台で売れたのがせめてもの救いか。今はもう2038円ですからね。半導体不足が解消すればまた3000円を超える機会もあるとは思うけど、自動車株、日本株を持つのはもう疲れました。



その③? ハードオフを持っていた


まあ上二つに比べたら別に失敗でも何でもないんですが、今思うとなんでこれを持っていたのかよく分からない。配当はそこそこあったはずですが、結局一度ももらってないし。NISA枠を無駄にしただけでした。



その④ AT&Tを買ってしまった


日本株より米国株の方がいいことを知ってまず買ってしまったAT&T。これも大概の初心者は引っかかりがちな銘柄だったかと思います。なんせ日本で言うところのNTTみたいな会社だし、アメリカは今後も人口増の見込み。安定して高い配当を年4回も払ってくれる。そりゃ初心者は食い付きますわ。私の買値は33ドル台だったかな。株数は忘れました。


しかもこれは買った後けっこう上がったんですよ。一時39ドル台までにはなった。モノ言う株主エリオット・マネジメントのおかげで。詳しく調べると相当悪辣なアクティビストだというウワサも出てきましたが、上がってくれるなら何でもいいや。…と思ってたら、いつの間にか逃げ出していたようで。それが原因というわけでもないでしょうがAT&Tはワーナーメディア事業をスピンオフするとかで減配が織り込まれるようになり、株価は低迷。NISAに入れてましたがやむを得ず29ドルぐらいで見切りをつけ売り払いました。ちなみに今は22ドル台にまで下がっています。



その⑤ アドビを安く売ってしまった



コロナショックで下げ始めの時、買いのチャンスと見てあれこれ物色した結果、何となくこれが良さそうかなと思って310ドルで確か15株ぐらい買ってたんですよ。ただ、私にとってアドビは無料のAdobe Acrobat Readerを使わせてもらうだけの会社だったもんで、アドビの稼ぐ力を信じ切れなかった。まさかそこまでサブスクで荒稼ぎしているとは…。


そんな勉強不足もあり、コロナショックの混乱の中ホールドし続けることができず320ドルで微益撤退。今考えると本当に何やってんだ!あ~バカバカ!と自分を呪いたい気持ちで一杯です。ちなみに現在の株価は658ドルでした。見ないようにしてたのにこの記事を書くために調べてしまった。しかもアドビを売って乗り換えたギリアドが81ドル→70ドルで未だに含み損という始末。何やってんだか…



その⑥ ウーバー・テクノロジーズに手を出した


ここは確か41ドルで買いました。

さしたる根拠もなく。

投資するからにはやはりそれなりの根拠は必要で、それがないと握り続けることができません。見切りをつけた理由はうろ覚えなんですが、カリフォルニアかどっかの州でウーバーは違法だから営業できないみたいな判決が出たとか何とかだったような。細かいことが思い出せん。やっぱり失敗した時のことはちゃんと記録に取っておかないとダメですね。

売った時の価格は29ドル台でした。もちろんこれもNISAで丸損です。NISAって初心者には優しくない難しい制度なんじゃないか。

しかもその後なぜか反発して50ドル近くまで上昇した時期もあり、腹を立てていました。あの判決は一体何だったんだ。まあ今はもうチェックしてませんけどね。売った株の動向は見ないようにした方が精神衛生上良いです。




細かいところはうろ覚えですが、だいたいこんな感じの失敗を積み重ねてきました。

まあ失敗と言っても少ない元手を分散しているおかげでトータル12万円程度の損失。大した額ではなくて申し訳ない。

まあアドビの上げ幅を逃した分も計算に入れれば70万円ぐらい損してるとも言えるし、

日本株に置いていた額を最初からアップルやアルファベットに投入していればさらに100万以上儲かっていたはずなので、200万円近くも損してしまったとも言えます。なんてこった。

よろしければ他山の石にでもしてくださいませ。


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