結局OPERA(ブラウザ)は卒業したが、OPRA株は買ってみた






前回書いた通りオペラ・ソフトウェアAS(Opera Software AS NASDAQ: OPRA)について調べていたところ、親会社の中国企業"奇虎360"がやっぱりけっこうやばいんじゃないかと今更心配になってきました。アンチウイルスソフトの会社なのですが、過去にウイルスを自社開発して自作自演をやらかしたとか。中国のアンチウイルスソフトなんて実質ウイルスそのものと言っても過言ではないことを実証したようなもんですね。今はEVに参入したりと色々手広くやっているようです。



まあ、OPRA自体はノルウェーの企業だし、ブラウザとしてのOPERAはアメリカの独立したセキュリティ機関によって安全性が高く評価されているという情報もあったので、そこまで心配する必要はないのかもしれませんが…




…と思ったら「OPRAは奇虎360が保有するOPRA株をすべて買い戻すことで合意」というニュース記事も見つけました。それならOPRAは中国と手を切れた、ということになりますね。OPERAを使っている人にとっては朗報ですが、正直あまり知られてないニュースだろうなという気もします。



ただ、調べている過程で、OPRAの創業者がOPRAを離れて新しく開発したブラウザ「Vivaldi」というものがあると知り、とても良さそうに見えたので試してみました。



するとこれが実に素晴らしい。スピードダイヤル、マウスジェスチャー、ロッカージェスチャーなどOPERAにしかないと思っていた機能は一通り初めから揃っているではないですか。そのうえ、タブをグループ化できたり、スクリーンキャプチャは画面に表示しきれていない部分もまるごとできたりと細かいところにも気配りが行き届いています。カスタマイズできる項目もOPERAより細かく、痒い所に手が届きやすい作りです。



さらに、OPERAでは対応していないサイト(ヤフーニュースの動画やABEMA)でもいちいちエラーメッセージが出ない。Kindleのブラウザ読みはまだ試してませんが。



おまけに動作も軽いときた。OPERAはパソコンを再起動した直後はサクサク動くものの、タブをたくさん開きながら使っているとだんだんひどく重くなってくるので、その辺Vivaldiはどうなのかなといったところです。今のところはOPERAよりも軽くてスムーズに動いている印象。



これはもうOPERAの上位互換と言ってもいいくらいのクオリティ。こうなるともはやOPERAを使い続ける理由がありません。ということで早速乗り換えました。



OPERAのバージョンにもよるようですが、スピードダイヤルのインポートができないようでそこは小一時間ほどの手作業を要したものの、それさえ我慢すれば非常に快適なネットライフをエンジョイすることができます。スマホのブラウザは別にChromeやSafariでもいいけど、パソコンでネットをやる人は一度Vivaldiを試してみるといいんじゃないでしょうか。




しかし、15年近くも愛用し続けたOPERAをただポイするのも冷たすぎるかなあと思ったのでOPRA株は少しだけ買ってみることにしました。チャイナリスクもなくなることですしね。取得価格は24.98ドルでほぼ最高値。小型株だけにここから10倍20倍になるかもしれないし、逆に20分の1になってしまうかもしれませんが、多少はそういう小型株を遊びで持ってみるのもありかなと思います。


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