新NISAで人気の米国株ランキングを見て驚愕
ボーダフォン・グループが配当を半分に減らすというニュースを見ました。
いや~…正直掴む寸前でしたね。株価は何年も右肩下がりでたったの8ドル台、配当利回りは11%台もある。そのうえ英国ADR銘柄なのでNISAで買えば税金はゼロ。特定口座でも二重課税はされない。業績を見てもそこまで酷すぎるようには見えない。
まあそこまで気合入れて調べてないし銘柄分析というほどのことも出来ませんけどね…
昨年はインテルとかウォルグリーンもそろそろ買おうかな~と思ったタイミングで減配されましたし、あんまり高配当すぎるのはやはり危険ですね。
ところでKindle unlimitedの読み放題に週刊エコノミストが入っていたので最近は暇な時に眺めております。すると最新号に「新NISAで人気の米国株ランキング」なる記事が載っていました。
それによると、やはり今をときめくマグニフィセント・セブンやAI・半導体銘柄は当然上位に入っているんですが、それに負けないくらい高配当株も大人気のようです。ETFではVYM(バンガード米国高配当株式)が一番人気だし、他社の似たようなETFのSPYDやHDVもランクインしている。
個別でもアルトリア、ベライゾン、AT&T、BTI、スリーエム、ファイザーなんかは相当上位に食い込んでいます。やっぱその辺買いたくなるよね。しかしスリーエムってスピンオフを控えているんじゃなかったかな。今買うと面倒なことになる気がするんだけど。
私が言うのもなんですが、やはり人は目先の配当に釣られてしまうのか。ファイザーは私も気になってはいたんですが、指標的にはあまりよろしくないんですよ。今後の見通しはそんなに悪くなさそうではあるものの、将来的にコロナワクチンが健康被害が出て裁判沙汰になったりするとめんどくさそうです。J&Jのタルク訴訟みたいに。
今見たらJ&Jも私が車買う時に手放してから上がってないどころか微妙に下がってるんですね。件のランキングにはしっかり入ってるんですが。
それはまあいいとして、ペトロブラスとエコペトロールまでもがランクインしていたのはさすがに目を疑いました。
まさか新NISAでそんなハイリスクなギャンブルに走ってる人が大勢いるとは…!?
どんな銘柄かというと、
ペトロブラスはブラジルの石油会社で配当利回りは18.6%
エコペトロールはコロンビアの石油会社で配当利回りは25.48%
という高配当株界のスーパーモンスターです。
ブラジルはまだしもコロンビアて…
25%て…全財産ぶち込めばフルリタイアできるんだが…しかしとても持続可能とは思えないんですが。
4年間持てば元が取れるからいいのか??
そんなのがエクソンモービルやシェブロンより上にいるという事実には全米が震撼せざるを得ないでしょう。
っていうか米国株ランキングと言いつつ米国企業じゃないし…
減配しない方に賭けて買うとしてもNISAでは買う気がしないなあ。
私はアルトリアですら怖くてNISAでは買えませんでしたからね(10株だけ間違えてNISAにしちゃったけど)
ちなみにシェブロンは隙を見て買いたいと思っています。
まあ、確かにエクソンやシェブロンでは夢は見れないけどさ…。
コメント
新NISAで投資を始める方が増えたのはいいんですが、やっぱり目先のうまい話につられて、リスク管理が甘い。初期のビットコインを彷彿させる状況です。とはいいつつもお祭りは好きなので、1株くらいは買ってみようかな。
配当利回りは高ければ高いほどヨシとしている人が思ったより多そうですね。
QYLDとかJEPQにもつい手を出しそうになってしまいますが、
カバード・コールとか意味分からんので思い留まっています。
しかしアルトリアとBTIがあれほど人気があるとは意外でした。
タバコ銘柄ならフィリップモリスが一番マシっぽく見えるんですがね。
やっぱり利回りがやや低めだからなのか…