株が上がると金を遣いたくなる資産効果


今日のWSJで読んだんですが、長年投資をしているアメリカ人は国債や社債から得ている利子の上昇と株式配当によってかなりの恩恵を受けており、今の高インフレ下でも余裕で対応できているらしいです。どれくらいの割合でそういう人がいるのかなあ。投資大国だし半分くらい?



資産価値の上昇に伴う資産効果によって個人消費が後押しされ、予想外に好景気が長引いているということですかね。それも投資が一般市民に広く根付いた国だからこそ起こる現象なのでしょう。ただ一見いいことずくめのようだけど、投資をしていない人や借金を背負っている人はひたすら苦しいだけなので格差は相当拡がっていそうです。米国では4割もの有権者が内戦を心配しているなんて調査結果もありましたし、あまり行き過ぎると怖いですね。



日本の場合も、株価が上がっても「実体経済と剥離している」とか「一部の富裕層だけが儲かっている」という怨嗟の声が目立ちますからね。インフレで苦しい、円安を何とかしろと。最近は新NISA効果でそうでもなくなってきたかな。



まあ格差はさておき、確かに資産価格が上がっているとサイフの紐は緩くなります。米アラバマ州ディケーター郊外に住むリン・ホーガンさんと夫の場合、食料品が週に200ドルもかかるようになったのだとか。1か月だと2人で800ドル(≒12万円)くらいってこと? 1人分だと私の食費(5万5千円ぐらい)とほとんど変わりませんね。なんてこった…散々物価が日本より高い高いと騒がれているアメリカの、それもゆとりある生活を送っている階層の食費と同程度だったなんて…。



さすがに私の場合はもう少し引き締めないといけませんかね。エヌビディアがいくら爆騰したって全然まだ余裕でマス層ですからね。アッパーマスへの道は果てしなく遠い。しかし、最近は下手するとまた食費6万円台になってしまいそうな気配。いつも朝食用に買ってるオールブランは1袋700円近い超高級品になってるし、いつも1本198円で買ってたキッコーマンの一番安いめんつゆはいつの間にか248円になってるし…。



それでも賃金が上がっていれば問題ないんですけどね。そっちの方はさっぱりなので。まあ、現政権になってから25か月連続で日本人の実質賃金が下がっているというとんでもないニュースもあったので大体みんな家計は苦しいんでしょうが。



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