上げ相場の中、暴落する個別株の悲哀

 

最近いまいちトランプラリーの盛り上がりについていけないなあと嘆いていたら、さらにアッヴィがやらかして株価が激しく落下してくれました。

結構保有割合高い銘柄だったのでかなり痛い下げ。

世間は米国株高で歓喜のどんちゃん騒ぎなのにどうして私だけこんな痛い目に遭うのか。

個別株はルール無用。

やっぱし怖いスね、個別株は…

主にアッヴィのおかげで年初来ではもうダウに抜かれそう。

チクショー、時代遅れのダウごときに…

S&P500なんてもう背中も見えなくなってきました。

耐えても好転はしなさそう…。

と言ってもまあ、アッヴィなんてよく知らないで買ってる株なんでしょうがないですね。

原型は5年前の初心者の頃に組んだポートフォリオなうえに適当に買い増してるので相当いびつな内容。これで指数に勝てると思ってること自体がおかしい。

ちなみに今回のアッヴィの件は、87億ドルもかけて買収した企業の新しい統合失調薬治療薬が臨床試験を通らなかったことで売られたとのことです。「まあそういうこともあるよね」と言っていいのかどうかもわからん。87億ドルは完全に無駄になったんでしょうか。つーかよく考えなくてもそれって一兆円超えの損失じゃん…何そのスケール感怖すぎる…

ただ、アッヴィはいつの間にかPERが62倍にまで膨れ上がっていたのでどっちみち株価は高すぎたか。配当利回りは3.8％くらいなのでそうでもないと言えばそうでもないけど。個別株はそういう数値的なものではなく事業を見ないとダメなんでしょうね。一応これでもまだ（運だけで）ダブルバガー超えの利益は確保してはいるので、NISAの期限切れの時に売ってしまえばいいかな。

個別株の怖さと言えば、今年初め頃に持ち上げられまくっていたスーパー・マイクロ・コンピューターがえらいことになっています。

半年で7割以上の暴落とはやばすぎる。

オペラよりひどいAI銘柄があったとは…！

スーパーマイクロは他人事なので私も笑顔でネタにできますが、実は今年の初め頃に私も買おうかどうかちょっと悩んだんですよね。それほど超絶大人気の話題沸騰銘柄でしたからね。楽天証券の買い付けランキングでも上位だったし、個人投資家の間では「え～スーパーマイクロも持ってないで米国株投資を語るの？（笑）」くらいの勢いだったんじゃないか。

↑年初来でのチャート。

正月に買った人はまだ微損で済んでるか。

まあ結局ここよりは無難なエヌビディアを買っていたのでAI・半導体はこれ以上いらないな…と思ってやめたんですが、その後120ドルまで急騰したのを見て後悔してました。いや～そこで今からでも買っちまえ！と高値掴みせず我慢して良かった…オペラ株高値掴みの教訓が活かされました。

なんでこんなに下がってるのかと思ったら不正会計で上場廃止の危機とな。個別株はどんなキラキラ銘柄でもそういうリスクが意外と多くて怖い。他に私が検討していた銘柄だと、アーチャー・ダニエルズ・ミッドランドも春頃に不正会計やらかしで暴落してましたし。まあここは致命傷ではないっぽいからいずれ戻すと見ていますが、買う気は失せてしまいましたね。

まあADMはともかく、スーパーマイクロで大損ぶっこいた人の赤裸々な嘆きが綴られた株ブログなんかどこかにないもんかな。上昇してる時はみんな嬉々として話題にするくせにこうなるとホルダーはダンマリだからつまらないなあ。