AIバブル崩壊の序曲
昨日の話ですが、中国製のAI「ディープシャーク」とやらがエヌビディア製の高価なチップを使わなくともより安価で同等の性能が出せるとかで米国株のAI関連銘柄が突如激しく暴落しました。
↑エヌビディアが一晩でマイナス17%!コワッ!どんだけ逃げ足早いの?これだからイナゴが群がる銘柄は危なくていけねえ。いくらエヌビディアが最強だ世界一だと騒いでも、たかが中国がNU IMAGE製クソサメ映画みたいな名前の安くて怪しいAIを出してきただけで一瞬で崩れるのだから脆いものです。まあこれは行き過ぎだったようで今日は半分戻してましたが、それにしてもボラが激しすぎる。エヌビレバETFとか正気とは思えんよ。
あと私は持ってませんがブロードコムとかTSMも同じぐらい下がってましたね。
にしても、アメリカがイノベーションを起こしても中国(昔なら日本)が安いコピー品で追従するなんてのは毎度お決まりのサイクルな気はしますが、まさかAIでもやってくるとは。AIに関するコストはむやみに増大する一方だったので、これでいい感じに価格競争が始まり一般に浸透しやすくなるだろうとポジティブにとらえる向きもあるようですが。
私はてっきり中国のことだからAIが回答してると見せかけて実はその裏で1件1件人間が力技で対応しているインチキ大規模人海戦術を使ってるんじゃないのか?と最初思ったんですけどね。ディープシャークはオープンソースとのことでそれはないようです。でも使用者の情報は抜かれそうな怪しさはありますね。アリババも同じくらいの性能のAIを作ったとかアピールしていますが、そんなに簡単に作れるものなのか。もう仮想通貨並みにAIが乱立してきそうで何が何だか。
ナスダック全体ではマイナス3%の下げ。
しかし、オールドエコノミー系が多いダウ平均や私のPFはむしろ結構上げていました。
久々に優越感を覚えるターンが来ましたね。
オールドエコノミー系はAIを導入して効率化を図っていく必要がありますから、そのコストが下がるのであれば株価には追い風というわけですね。単にハイテク系から抜けた金が流れただけというのもあるでしょうが。どっちみち人々の生活に必要とされる地味な企業はハイテク系のようなボロ儲けはできないものの、突然現れるゲームチェンジャーにとって代わられる恐れはほとんどないので、やはりPFの軸足はそちら側に置いておきたいものです。
コメント
私としてはなぜか仮想通貨も巻き添えを食らってたことが解せません。
天安門事件については答えてくれませんし、オープンソースとはいいつつも政府色が強めです。これをきっかけに値下げ競争が起きてくれれば、短期では下げ要素でも長期では上げていくと思います。
まあそうですね、政治的な質問をすると中国寄りの回答をするという話もありますし…
チップにしてもオープンソースにしても中国製というだけで怪しさは拭えません。
仮想通貨にしても長期的に見れば一時的なショックに過ぎないんでしょうね。
とはいえいきなりこんなことが起きるのはやっぱ怖いですね。