ザ・ロブスターゾーン


 

トランプ大統領が就任早々トランプコインなるふざけた暗号資産を発行して支持者が熱狂し暴騰、しかしそのすぐ後にメラニアコインなどというもっとふざけた暗号資産が発行され、今度は大暴落したとか。



もう何やってるんだかわけが分かりません。そんなテキトーなモンをいくらでも好き勝手発行して、兆単位のカネが集まってくるだなんてバブル以外の何物でもないのではないか。仮にも合衆国大統領が発行しているモノなのに円天並みにうさんくさいからスゴイよ。こういったミームコインは人間の薄汚い欲望がたかりにたかっているようでどうも見ていて不安になってきます。



まあ、私は聴いてませんが大統領就任演説の評判は良かったようなので、それなりにうまいことやってくれと願うばかりです。



そんな感じでトランプ絡みの大きなニュースが経済誌をにぎわせていますが、本日私の眼を引いたのはWSJの


「エルメスの50万円超のバッグが景品? 米ゲームセンター事情」


という記事でした。

こういうどうでも良さげな話の方が気になる性分なので…



アメリカのゲーセンなんかでそんな超豪華な景品をUFOキャッチャーに入れてしまったら最後、即チンピラに破壊されて持っていかれるイメージしか湧きません。が、この記事を読む限りでは特にそんなことはない模様。アメリカも思ったほど治安が悪くないのか。カリフォルニアでは950ドル以下の商品は万引きし放題ではなかったのか。私もまだまだアメリカという国に対する偏見があったようです。



とはいえそんなものが本当に獲れてしまったらゲーセンも大損害ってレベルじゃないので、どこぞの沼パチンコばりに厳しい仕組みになってるとは思うんですが。それでなくてもどうせ獲れんだろとしか思えないので私はそういうゲームやらないんですよね。



かと言ってメダルゲームでメダルを獲っても何がうれしいのか分からんし、スロット揃えて何の意味があるのか分からんし、ビデオゲームはとっくに絶滅してるし、ゲーセン行ってもパンチングマシンぐらいしかやるものがない。近場のナムコワンダーシティが先月閉店したのでもうそれすらも出来ませんが。



また、その記事によるとミネソタ州アノーカの「ウィールハウス・バー」には生きたロブスターを景品としたロブスター・キャッチャー(The Lobster Zone)なるとんでもないゲームが今も稼働しているそうです。そんな変なゲーム初めて聞きましたが、昔は日本でも伊勢海老キャッチャーなるものが出回っていたとか。どう考えても景品を維持するコストが割りに合わなさ過ぎて面白い。ゲーセンやバーの店員が水槽で伊勢海老やロブスターを飼育するのも相当難儀だったでしょうね。



っていうかゲーセンでロブスターなんかもらって一体どうしようというのか。邪魔な荷物すぎる。わざわざゲーセンで釣らなくてもそこら辺の川で釣ればいいのではないか。


それでも、その店では「全盛期には2台で毎月計1000~1200ドルの粗利益があった」(1回2ドル)というから驚きです。まあ、今では動物虐待マシーン扱いされるだろうし、何より昨年ロブスター卸業者が買収されて安く卸してもらえなくなったそうなので、米国から最後のロブスター・キャッチャーが消えてしまうのも時間の問題か。消えたからと言って特にそれを惜しむ気持ちも出てきませんが、殺伐としたニュースよりこういうどうでもいい、それでいて知的好奇心はしっかり刺激してくれる記事を日々探索していきたいものです。





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