忌まわしきマリアージュ

 



アメリカで大流行中と噂のピクルス入りドクターペッパーを試してみました。



ピクルスはカルディで買ってきましたが、スリランカ産のしかなかったんですよね。アメリカ人が食べているのと近いのかどうか? あと、ドクターペッパーも実は日本版は果糖ブドウ糖液糖が使われているのに対し、アメリカ版は砂糖で甘くしてあるので微妙に味が違うらしいです。



そのせいかどうか分かりませんが、味は普通にゲロマズでした。いや…そりゃそうだ。誰だよ、こんなゲテモノが美味いとか言い出した奴は? ドクターペッパーの甘味とは特に調和することなくピクルス汁の何とも言えないピクルス臭いすっぱさが独立して流れ込んでくる。これはいけねえ。罰ゲームで飲むタイプのドリンクだ。



まあでも一応フォローしておくと、ピクルス汁愛好家なら楽しめるかもしれないなあ…とは思いました。ドクペの変種として味わうのではなく、ピクルス汁をマイルドにするという目的でならこの組み合わせの意義も分からないでもない。あくまでピクルス汁をメインとして見るのならばですよ。なんせ大抵のアメリカ人はおやつの定番になっているほどピクルスが大好きで、何ならピクルスの汁を単体で販売して欲しいという声まで上がっていたそうですからね。





↑2018年のWSJにはこんな記事も。

「塩分が多いからジュースみたいな勢いで飲むなよ、だがショットグラス一杯ぐらいなら大丈夫だろう」とのこと。お前は何を言っているんだ。



まあ異国の食文化ですから、あんまり悪く言うのはやめておきます。日本産のもので例えるなら、カルピスソーダに奈良漬けでも入れて飲んでいるようなものではないでしょうか。



これだけじゃ何なので一応真面目な株の話もしますと、今週発表になったドクターペッパーの決算ではウォール街の予想を上回る売り上げと利益を計上していました。要因としてはドクターペッパー・ブラックベリーやスナップル・ピーチティー&レモネードなどの新フレーバーが挙げられるとか。ピクルス入りなんぞより普通にブラックベリー味が飲んでみたいもんですな…。



それに対し、ペプシコの方は関税と個人消費の低迷で減収減益なうえに年間利益予想も下方修正しており株価は急落。ペプシコ株が135ドル台になるなんて久しぶりに見ましたねえ。今後もさらなる不確実性に見舞われるでしょうから当分上がることはなさそうですね。


コメント

マネミン さんのコメント…
ついに禁断のピクルスドクペ試飲きましたね!(笑)
「味が独立して流れ込んでくる」って、読んでるだけで喉にピクルス湧きました…。
カルピスソーダ奈良漬け説も秀逸すぎて笑いました!

ドクペ、ブラックベリーとか普通に美味しそうな新商品出してるのに、なぜピクルスで勝負したのか謎すぎます(笑)

ペプシコはかなり苦しそうですね…。
ポッピに希望を託すしかない時代、ちょっと怖いです。

で、ポッピ気になって調べたら、日本でも買えるんですね!
でも12本で14,559円+送料って…高っ!!
アメリカでは12本で24ドル(約3,600円)くらいみたいなので、この価格差を考えると、ポッピは「善玉菌より財布が痩せる」飲み物ですね(笑)
岩石入道 さんの投稿…
>マネミンさん

ドクペとピクルスの両方を愛している人じゃないと試してはいけないレシピでした笑
赤ワインのドクペ割りなんかは美味いんですが、漬物はさすがにねぇ…

ポッピってそんなに高いんですね、送料込みならともかく別でそれとは…
原材料的には大して美味しくなさそうだし、どこかの輸入業者が取り扱うまで待った方が賢明みたいですね。
ペプシコが買収してくれれば日本でも売り出すかな?

そのペプシコはCEOが13歳の子供に鋭い質問(経口肥満治療薬の影響について)をされて具体的に答えられなかったと今日のブルームバーグで報じられてましてね…どうなることやら。

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