北海道に進出してきたロピアに行ってみた
北海道からイトーヨーカ堂が撤退し、代わりにロピアが侵攻を開始してから半年くらい経ちます。とんでもなく混雑していると聞いていたのでまだ行ってなかったんですが、本日オープンとなるロピア琴似店はもう4号店。さすがに新し物好きの札幌市民もそんなに詰めかけてないだろうと思って覗いてきました。
すると、数百人は行列できる広大なスペースが用意してあったものの、そこに人影はなくスムーズに入店できる感じ。もうみんなロピアに飽きてしまったのか。とはいえ私は初めてなので色々興味深く見て回りました。ただ、安いと言っても大容量の商品が多いので独り者が普段買い物する場所ではないのかなと。うなぎの姿寿司とか痛風丼にはかなり惹かれたけど、ひとりで食べていいサイズじゃなかった。肉も安いけど1kgパックなんて買ってもねえ…
しかし、よそで売っていない品が大量にあるというのは魅力です。
私がいつもローテーションしてるスーパーは似たり寄ったりの品ぞろえで飽きが来てましたからね。
中でも私の珍品アンテナにビビッ!と来たのがこれ。
まさかのエイリアンスープ!
かつてこれほどまでに食欲をそそらないパッケージの食品があっただろうか?
ワラスボは口からこんな変な液体を垂れ流すクリーチャーなのか?
有明海の干潟に生息するワラスボがあの「エイリアン」にそっくりというのはクリーチャー映画マニアの間では常識と言っていいほど広く知られている事実です。が、だからと言ってスーパーの珍味売り場で山積みにすべき商品とは思えない。そこそこいいお値段しますしね(税込み673円)。こんなゲテモノパッケージの食品を大量に売りさばこうとするとはロピアもなかなかやるなと。
開けると味噌汁のお椀よりやや大きいサイズのカップが2つ入っています。
フタを開けると干からびたエイリアン…チェストバスターの死骸が入っています。
見るからに美味しくなさそうです。
なんという禍々しい牙を持つ生物なのか。
生まれたてのチェストバスターを干からびさせたとしか思えないビジュアルにより一層食欲が失われます。こいつが生まれるために犠牲になった人間がいたのだ。美味そうな雰囲気が全くしない。
こちらがチェストバスター・スープの完成品になります。
開けるとたちまち芳醇な香りが獰猛に襲い掛かってきます。
味は…かなりクセはあるけど、魚介類のスープとしてはまあまあいけます。ワラスボ自体は煮干しみたいな食感で、あの禍々しい牙もお口に障ることなくすんなり食べられました。
九州では刺身でも食べるそうなので、いつかは私も生のワラスボを見てみたいものです。ちなみに刺身にする場合は生きた状態から調理する場合が多く、凶暴なワラスボは嫁泣かせの食材なんだとか。生きたチェストバスターと一戦交えるなんてクリーチャーホラー映画のような光景が、九州の台所では日常的に繰り広げられているのかと思うとたまりませんね。
このスープをリピート買いすることはないでしょうが、こういう変な商品が他にも入荷するのであれば時々ロピアで買い物するのもアリかもな…と思いました。
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