ドクターペッパーまでがスピンオフを発表

 

昨晩、キューリグ・ドクターペッパー株がいきなり11.48%も暴落しました。

年初来の上げ分を一晩で全て失ったことに…。



理由を調べてみるとオランダのコーヒー会社jde Peet'sを184億ドルで買収すると発表があった模様。これによってキューリグ・ドクターペッパーはネスレに対抗できるほどの巨大コーヒー企業と化します。



それだけならいいんですが、そのうえでソフトドリンク事業とコーヒー事業を分離独立させるんだとか。



つまりスピンオフするってことですね。ドクペ株は死ぬまで握りしめておくつもりだったけど、こうなると一旦売らなければいけません。全く面倒なルールがあったもんです。



スナップル・ドクターペッパー社がコーヒーメーカー製造会社のキューリグ・グリーン・マウンテンと合併したのが2018年。それなりにシナジー効果があるとか言ってたような気もします。が、こうして分離するところを見るとそんなに効率的ではなかったようです。関税とコーヒー豆の値上がりがだいぶ厳しい情勢というのもあるか。



私はどうせコーヒー会社と合併するんならコーヒー風味のドクペとか、逆にドクペ風味のコーヒーなんかを作ってこそ真のシナジーが発揮されるのではないかと考えていましたが、そんな試みは全然されないまま終わったようです。ピクルスよりはまだコーヒーの方がましだと思う。いやまあ…どっちにしろ美味いわけないか…



スピンオフで厄介なのは時期がはっきりしていないことです。あわてて売る必要はないけど、アンテナを張ってないといつの間にか一般口座に払い出される危険もある。元々旧NISAの期限切れ時に一旦全部売る予定ではあったのでその後の買い戻しを控えるしかないか。同じくスピンオフを控えたクラフト・ハインツもそんな感じで処理しようかな。



クラフト・ハインツはケチャップ使ってるくらいで特に思い入れはないけど、ドクペは思い入れだけで買ってる銘柄なので手放すのはつらいですね。一時的とはいえ買い戻しは1~2年後になるだろうし、そんなに長いことドクペと別れることになろうとは思ってませんでした。



気になるのは、報道では事業分割後の社名が「ビバレッジ・コーポレーション」と「グローバル・コーヒー・コーポレーション」になっていることですね。単純すぎるし仮名かな。新会社にも「ドクターペッパー」の名は入っていてほしいもんですが。



ドクペとハインツを売ったら乗り換え先も探さないといけません。スピンオフが面倒だからVYMかHDVでいいかなと思いつつ、ついもっと割安感のある何かを探してしまう。とはいえダウ・インクやステランティスで痛い目を見てるしもっと真面目に考えないとなあ。


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