米国株からの累積配当金が5000ドルを突破
ハイテクグロース株の隆盛により何かと軽視されがちですが、私は配当を重視しています。
と言ってもポートフォリオ全体の配当利回りは2.6%(税引前)しかありません。高配当だけにこだわらず一応ハイテク無配株も買ってるし、利回りは低いけど連続増配している株も買っているので、トータルではそんなに高くならないのです。3~4%ぐらいまでは上げたいかな…とは思っているものの、ハイテク無配株ばかり膨らんでいくのでなかなかそうなりません。
ちなみに今までに受領した配当額(税引き後)を年別に見ていくと、
2019年 197ドル
2020年 772ドル
2021年 942ドル
2022年 1312ドル
2023年 1560ドル
このような育ち方になっています。
タネを巻き、水をやり、いつか大きく育つのを気長にゆっくり待つ…まるで家庭菜園を営んでいるかのような感覚です。
ちなみに今年は何もしなくても1650ドルほど収穫できる見込みですが、今後も配当株の買い増しはするし、増配する株も当然あると思うので今年はあと2~300ドルくらい積み増しできるかなと考えております。
配当と言えば先日、メタが配当を開始するという話がありました。
メタはてっきりメタバースだなんて胡散臭いセカンドライフモドキに全振りしてそちらを最優先に先行投資しまくると思っていたので、これはかなり意外なニュースでしたね。私はフェイスブックもインスタもメタバースも全然興味がなかったので、ザッカーバーグという男については何も知らないも同然ではありますが。そういやイーロンマスクとの金網デスマッチはいつやるのかな。そっちはすごく興味あるんだけど。
金網デスマッチはさておき、配当はその都度課税されて損なんだから余剰金は全て成長のために遣うか自社株買いに回せ!という声もあります。あるというかそっちの声の方が今では大きい気がする。
しかし、株式投資とはそもそも出資に応じて利益を分配するものであったはずです。別にキャピタルゲインを狙うのは自由だけど、配当なんていらないと叫ぶのもなんか違う気がします。配当を出せばホールドし続けてくれる投資家も増えるだろうし、その企業の人々も自社株で配当をもらえるようになれば増配記録を伸ばすことがモチベーションに繋がるかもしれない。
それに、新たな事業の投資に使えと言ったってうっかり変な事業に注ぎ込まれて成長しなかったら踏んだり蹴ったりだし、それなら配当で還元してくれた方がましな場合もあるでしょう。
ということで、アルファベットもそろそろ配当を出してみてはいかがでしょうかと言っておきます。とりあえずクラスA株だけでいいから(小声)。
コメント
配当は単に利益分配の意味合いではなく、地合いが悪くて株価が下落したときに投資家が売りに走らないためのセーフティネットとしての機能も持っています。そこから深読みすれば、メタは景気悪化を嗅ぎ付けて配当を出した可能性もあります。岩石入道さんのおっしゃるように、ここでメタが配当を出す意味があまり見当たらないのです。とはいえ、私のようなカスに天才ザッカーバーグの考えが読めるわけはなく、意地の悪い勘ぐりに過ぎません。
配当と言えば、今はあおぞら銀行の無配が日本だと一番ホットなニュースでしょう。私自身持ってるわけではないですが、手頃な候補の一つではあったのでゾッとしました。ほとんど配当だけが魅力の株だったので、改めて個別株のリスクを思いしらされました。
取得金額だと税引き前4%、手取り3.5%でした。
やっぱり今ぐらいがちょうどいいのかな。
今みたいなイケイケの地合いの時はハイテクグロース株にあらずんば株にあらず、
みたいな雰囲気に流されそうになりますが、問題は下落相場の時ですよね。
リーマンショック時でも配当維持、それどころか増配を継続していた銘柄ならば
安心して握っていられるというものです。
メタは配当によってアマゾンやアルファベットよりは下落耐性がついたかもしれませんね。
まあ利回り0.5%ではそんなに変わらないかもですが。
あるいはザッカーバーグ自身が配当ほしいだけだったりして。
あおぞら銀行って実は全然知らないんですが、配当利回りだけをみて買うのはやっぱり危険ですね。配当があるから握っていられるって逆に言えばもし無配転落すれば持つ理由がなくなるわけで。
高配当個別株はリスキー…かといって高配当ETFって持っててもなぜか面白くないんですよねえ…