インフレする世界についていけるか?


昨晩、米3月CPIが予想を上回ったことで為替がまた円安に振れ、1ドル153円台に突入してしまいました。


株価は当然下がるので相殺されて資産額はほぼ変わらず。

久々にFear & Greed INDEXがニュートラルになっております。




昨年の11月14日以来?

やっと一息というところですかね。



年初の時点でこれほどの円安を予想していた人はあまり見かけませんでした。140-160円などと幅広く予想していた人はともかく、大体みんな今年は円高になると思っていたはずです。



アメリカのインフレが止まらずFF金利を下げられないとなるとますます円安になり、日本のコストプッシュインフレも厳しくなってくる。私も9割以上ドル資産とはいえ、月給は当然日本円なので家計簿的には苦しくなる一方です。今月の食費がまた6万円コースになりつつあります。果物が高すぎてパイナップルとバナナぐらいしか買えないし。「集英社 春マン!」に乗せられて電子書籍を買い漁っている場合ではなかったか。



政府は実質的な借金が減るからと円安を歓迎している面もあるのかもしれませんが。既に円で貯金などすればするほど損をする世界になっています。コモディティ、株、債券、暗号資産などに変えていかなければ価値を保存できない。貯金大好きデフレ思考が骨の髄まで染み込んでいる日本人はこの急激な転換についてこれているのか? そんなことを言っている自分もついていけてるのか?



自分の周囲を見ている限りでは大半はまだ無理っぽいです。値上げされた分だけ節約しなきゃ!と考えているだけでしょう。また景気悪くなりそうですね。子育て支援金だか何だかでまた増税するみたいですしね。大企業にお勤めでインフレ負けしないほどの昇給にあずかれる方々は何もしなくても問題ないでしょうが、しかし実際にはそういう上級国民ほど円預金オンリーという人は少ないと考えられ、格差の拡大に拍車がかかっていきそうな気がします。



新NISAが始まってからS&P500やオルカンなどに何兆円と資金が流入しており、この流れが継続すればそれも円安要因になる。そこらへんを問題視する声も一部聞かれますね。海外への投資ばかり促進してどうするのかと。まあ円安になったおかげで海外勢が日本株を買ってくれてますが。



NISAのお手本となった英国のISAでも自国に投資する割合が少ないということで、非課税枠を拡大しその分は英国株のみとする、といった改善案が出ているそうです。既存の枠を減らさないのであれば大変素晴らしい改善案だと思いますが、日本の場合同じように追従してくれるかは微妙ですね。



話は戻りますが、これだけ金利が落ちてこないとなると株より債券を買った方がいいのかなという気がしてきました。

私がウォッチリストに入れてるのはBND、EDV、TMFの3種類。

債券ETFならボラティリティ低いだろうしブル3倍もアリかなと…










どれを見てもここ5年間で最低値を更新中。

いずれは金利が下がると思えば買い時のように見えます。

ま、今は現金が55ドルしかないんで見てるだけですがね…


コメント

オペラ さんのコメント…
米国債ありだと思いますよ。私も本来は米国株用にと思っていた部分を米国債で持っています。ただ株よりは全然ボラが小さいので、刺激は足りないかもですね。

さてここまで金利が落ちて来ないことを思うと、逆にリセッションの可能性が強まってきましたね。今はどう考えても引き締めすぎなので、この状態が長引くとなると一発ドカンとでかい下げがくるかもしれません。まあ、そうなるとまず先に仮想通貨が売られるので、米国株の割合が低いとはいっても大火傷になってしまいます。ソフトランディングして欲しいものです。
岩石入道 さんの投稿…
>オペラさん

今だと現金よりは安全かも、くらいの感覚で持っておくのがいいかもしれませんね。一応配当もあることですし。しばらく株からの配当は債券ETFに使おうかな。

今度は地政学リスクで株価が下がってきましたね。ダウ平均なんてもう年初来+0.71%ですよ。Fear&GreedもついにFear寸前で、調整局面入りしそうな雰囲気がしてきました。そのままリセッションへ突入するのか、ソフトランディングで済むのか…仮想通貨は半分くらい利確したくなる場面ですね。私はちょっとしか持ってないのでしませんが。

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