明暗分かれる車業界
職場に新しい社用車(中古だけど)が入りました。
トヨタのエスクァイアとかいうミニバンです。今はもう廃版になっちゃってますが、かつてはノア/ヴォクシーのちょい高級版としてそれなりに人気を博してました。多分。どうでもいいけど名前が無駄に読みにくくて覚えにくいのがちょっと困る。
私はミニバン嫌いなんですけどね。走行性能を犠牲にして室内空間を広げ、剛性を犠牲にしてスライドドアにして、そのうえ周囲を威圧するためにギラギラ感マシマシにした品のないフロントグリルの車なんて私が好きになれる要素がひとつもない。
とはいえ同僚の皆さんは世間と違わずトヨタミニバン大好きなので歓喜の雄叫びを上げておりました。まぁ今まで使ってたカローラがボロすぎたせいもあるか。あれは15分も乗ってたらみんな疲労困憊になってましたからね。それに比べれば確かに雲泥の差です。私も少し運転してみましたが、想像していたよりは悪くない車でした。あの図体で2Lのわりにはエンジンも静かだし、直進しているだけなら何らストレスは感じません。曲がる時はそこそこ気を遣いますがね。
何しろシートの質感が高く、座っていて非常に安楽です。電動スライドドアといい、後ろに乗ってる人は至れり尽くせりなVIP気分になれるでしょう。世の奥様方がこぞって欲しがるのも納得のファミリーカーですね。ドライバーとしてはくそつまりませんが。
そんなトヨタは今期も絶好調で売上高35兆6735億円、純利益4兆1003億円と過去最高の決算を叩き出したそうです。VWは自滅しかかってるし、ステランティスはクソの極みだしで本当に独り勝ちしてますね。世界のEVシフトにも惑わされず得意のHVに注力してきた成果でしょうか。
一方スバルはその10分の1程度の規模なものの、決算は悪くなかった模様。
今朝のモーサテでは「クロストレックのストロングハイブリッド版の引き合いが強い」と解説されていました。が、あれは乗り出し450万~500万円ぐらいするので、アメリカでは良くても日本ではあんまり売れない気がしてならない。私も500万円の車となると何かスペシャリティな要素を求めてしまいますが、クロストレックには特に何もないので…。それとも、普通の実用車に500万円も出さねばならない時代が来たというのか。それはしんどすぎるな。
好決算を出してる優良メーカーはさておき、日産はいよいよ外資に買収されそうな気配になってきました。ホンダの子会社にしてもらうのが一番ましな選択だったのに、単なるプライドの問題でそれを蹴飛ばしてしまうとは救いようがない。いや、プライドは言い訳に過ぎず、役員が既得権益を守るために断ったという説もあり、だとすればなおさら救えない。
今まで何度かつぶれかけ、数年前には国から1800億円も援助されておきながらまだそんなわがままを通すのはいかがなものか。どうせ規模がデカすぎて潰すわけにもいかないんだから、誰かがもっといい形でどうにかしてくれるだろ?と高をくくっているんですかねえ。
コメント
よく分からないんですが、社員の皆さんが自分の車で来ているなら、各々それを使えばいいのでは?
私の常識がないのか?
仕事でマイカーを消耗すると従業員にとっては結構な負担になるんですよ。
万一事故った時は自分の保険使う羽目にもなりますしね。
社用車に選ばれる理由、やっぱり「無難で間違いない」って評価なんですかね?日産のミニバンと比べた場合、特に燃費やエコ性能に違いがあれば気になります。実際に乗ってみて、魅力的だったポイントや惜しい部分もあれば教えてください!
追伸:他の記事も読ませてもらっていますが、視点がとても鋭くて、毎回参考になります。楽しみにしてます。
コメントありがとうございます。あまり人様の参考にしてもらえるほど深く考えて書いてないので、面白がる程度にしておいてください笑
北関東ですか。そちらは田舎と言っても何かあればすぐ東京行けるし、一番田舎と都会のメリットを享受できそうなイメージですね。
ただヤンキーも多い印象があるのでワイルドな交通状況になるのかも?まあ北海道もその点では負けてませんが。
うちの場合、社用車はお客さんが快適に乗れてかつそれなりに荷物が積めることなので、エスクァイアはちょうどよくはあるんですよ。
私としてはカローラツーリングの方が良かったけど、誰も賛同してくれませんでしたね。